梅雨の時期、どうしてもどんよりとした空模様に気持ちまで沈んでしまいがちです。
お子さんもどこかダラダラしてしまっているのではないでしょうか。
そんなときには雨の中のお散歩がオススメです。
実は雨の日は五感を刺激し知的好奇心を高める育脳にもってこいの日。
ママも一緒に濡れても良い服装ででかけましょう。
雨の日の散歩で刺激される五感
五感が刺激されると発想力や直感力、豊かな表情や表現力が身につきます。
また危機回避能力も自然と育つので、ぜひ雨の日の散歩を楽しんでみてください。
視覚
雨が降るといつもの景色が一変します。
全体的にもやがかかったような、それでいて濡れた植物や建物は輝いて見えたり、いつも見つける虫がいなかったり。さまざまな変化に気づくことでお子さんの知的好奇心が刺激されるでしょう。
カエルやカタツムリ、水たまりに葉っぱやフェンスについた雨粒をみつけて観察する姿を見守りましょう。
聴覚
雨が強く降った時のザーッという音、弱くなった時のポツポツという音。車が走ったときの音もいつもと違います。
傘に当たる音やレインコートに当たる音、軒下の位置によっても変わる水音。
遠くから聞こえるカエルの鳴き声。レインブーツで歩いた時の音。雨の日にしか体感できない音の刺激は新しい発見につながります。
触覚
レインコートに当たる雨の感触。手のひらや顔に当たる雨の刺激、肌を伝う雨粒の感触やレインブーツに水が入ってしまった時の感触。水たまりや雨粒を触った時の感触。形を留めずどんなところにも入り込んで溶け込んでいく水は知的好奇心を高めるにはぴったりの教材です。
嗅覚
濡れたアスファルトや梅雨時の独特の香りが鼻孔をくすぐります。
これはなんの匂い？どうしてこんな匂いがするの？お子さんが気になることを一緒に調べてあげましょう。
雨の日のお散歩の中でいつもの景色で違うところを一緒に探してみるといいですね。
子どもの発見を褒めてあげよう
「雨の音が変わった」「フェンスについた水玉がいっぺんに落ちた」「水たまり発見」「てんとう虫がいない」「道の色が黒い」「川の色がちがう」「川の水がたくさん流れている」などなどお子さんはお散歩中にさまざまなことを発見してくれるでしょう。
雨の日のお散歩で誰もいない公園にいくと思いっきりはしゃいでびしょ濡れになることもあります。レインコートやレインブーツを着ていても全身びしょ濡れになることもあるでしょう。
そんなときもレインコートの着心地や身体が冷えていることから「着替えたい」「着替えなければいけない」ということに気づくことがあるので、これまでの発見と合わせて褒めてあげてください。
レインコートのフードをかぶると視界が狭くなることやレインブーツだと走りにくいこと、濡れると体が冷えることやレインコートで汗をかくと蒸れて気持ち悪いことなど危機回避につながることも親子で一緒に発見して成長につなげていきましょう。
