「あれをして」「これをして」と毎朝、毎晩お子さんに指示を出していませんか?
ルーティンでしなければいけないことは決まっているので、お子さんがやらなければいけないこと、やったことが「見える化」できていれば必要以上に指示したり確認したりする必要がなくなります。
そんなときに利用したいのがタスクボード。
お子さんが自分で動けるようになるよう親子で工夫しましょう。
タスクボードとは
タスクボードは毎日のルーティンがリスト化されたものです。
「できた」のかまだ「できていない」のかがひと目でわかる、スケジュール管理ボードです。
「顔を洗う」「着替える」「ご飯を食べる」「水筒」など、朝の準備を決められた時間までにしなければいけない朝。
小さなお子さんには少しずつ自分でできるようになってほしいですが、なかなかできないためタイムリミットがせまるとつい「あれしなさい、つぎはこれ」と指示を出さなければいけません。
指示を出しすぎると指示がでないと動けなくなってしまい、自分で動けない子になってしまいます。
そこでお子さんがわかりやすくやらなければいけないことをタスクボードに書いて、できたら「できたよ」マークに変わるようにしておくと、達成感が得られます。
夜は「お風呂」「はみがき」「絵本」などの項目をつくっておくと穏やかに就寝時間を迎えられるのではないでしょうか。
あと何ができていて何ができていないか、保護者の方もわかりやすくなるので負担が減るでしょう。
タスクボードを作ってみよう
親子でタスクボードを作ってみましょう。
「タスクボード」ではわかりにくいので、お子さんの年齢に合わせて「できたよボード」や「準備ボード」などタイトルを決めます。
表にしてもいいですが、マグネットを使って表面に「やること」をイラストで表現して、裏面に「できたよ」と笑顔のイラストを描き、できたら裏返すようにすると視覚的にわかりやすいでしょう。
シンプルで扱いやすく、お子さんでもわかりやすくするのがポイントです。
まずは朝の準備と幼稚園や小学校から帰ってきてから、夜寝る前のやることをリストアップし、お子さんと一緒にタスクボードにのせる項目を話し合って決めましょう。
最初は朝、夕、夜それぞれ3〜4つくらいで年齢が上がるごとに細かくしていくことをおすすめします。
こうした行動も自立や自主性を育むことにつながります。
自分でイラストを描くのもよいですが、今は100円均一のお店にもタスクボード用のマグネットが販売されているのでチェックしてみるとよいでしょう。