子どもの頭がよくなるシンプルな遊び

昔ながらの遊びは楽しいだけでなく、集中力や新しいことへ挑戦する能力の発達を助けます。

自制心が生まれ、集中を乱す誘惑を無視することができるお子さんに成長するでしょう。

ぜひ普段の遊びの中に取り入れてみてください。

いろいろとルールを変えていくのがポイントです。

自然に起こる反応を抑えるルールの遊び

 

「自然な反応を抑える」ことを必要とする遊び

やりたい衝動や自然な反応をセーブする自制心を働かせる遊びです。

音楽に合わせてダンス

テンポが速い曲とゆっくりした曲を交互にプレイリストを作って流し、音楽に合わせてダンスをします。

停止ボタンでストップしたり、スローな曲はゆっくり、速い曲は素早く踊ったりしましょう。

慣れてきたら今度はスローな曲のときは素早く、速い曲のときはゆっくり踊ります。

指揮に合わせて演奏

ひとりが「指揮者」になります。他の人は音がなる道具(ベルでもフライパンでも)もちよって演奏をして遊びましょう。指揮車が指揮棒を置くと演奏をストップするというルールでまずは遊びます。慣れてきたら指揮棒のスピードに合わせて演奏してみましょう。

上記のダンスのように、最初は指揮が早ければ早く、慣れてきたら指揮が早いときに遅く演奏します。

今度は指揮棒を置いたときに演奏し、指揮棒を振っているときに演奏しないなどいろいろルールを変えて楽しみます。

注意力が必要な遊び

他にまどわされない強い注意力が育つ遊びです。

太鼓の音に合わせる

拍手をしたり、足踏みしたり、踊ったりといった太鼓に合わせてどう身体を動かすか決めましょう。

太鼓の合図にテンポをあわせて動かし、早いときは動きを素早く、遅いときはゆっくり動いて太鼓が止まれば動きもストップ。

身体の動きを太鼓の音が早いときと遅いときに分けるルールにしてもいいですね。

印に合わせて歩く

フローリングやカーペットにマスキングテープなどで平均台の幅くらいの印をつけ、はみ出さないように歩く遊びです。

バスタオルなどを丸めて棒状にしてその上を歩くなどでも落ちないようにという注意力が育まれるでしょう。

集中力が必要になる遊び

車の色や車種に合わせたフレーズを言う

特定の車の色や車種(お子さんが判別できる形・働く車など)を車で移動中に見たら、決めていたフレーズを言うという遊びです。

フォルクスワーゲン・ビートルを見たら、「カブトムシ!」と言うなど。

50音順に文字をさがす

同じく車で移動中、建物や看板などの文字を「あ」からあいうえおと50音順に文字を探していきます。

7歳以上で助手席に乗れるお子さんであればナンバープレートの文字でも楽しいでしょう。

親子でもちょっと頭をつかうルールにすれば、よりお子さんの能力を育めるのではないでしょうか。