小学校受験を考え始めたとき、「対策はいつから始めればよいのだろう」と悩む保護者の方は多いのではないでしょうか。早く始めたほうがよいように感じる一方で、あまりに早すぎても子どもに負担がかかりそうで迷ってしまうものです。
小学校受験は、知識を詰め込むだけのものではありません。生活習慣やコミュニケーション力、話を聞く力、自分で考えて行動する力など、毎日の積み重ねの中で育つ力も大切にされます。だからこそ、年齢に合った形で少しずつ準備を進めることが大切です。
受験対策は“土台づくり”が大切
小学校受験というと、問題集や面接練習を思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、実際にはそれ以前の土台づくりがとても重要です。
あいさつをする、話を最後まで聞く、自分のことを自分でしようとする、順番を守るといった力は、受験でも入学後でも役立ちます。
こうした力は短期間で身につくものではないため、日々の生活の中で少しずつ育てていくことが大切です。
始める時期の目安は年中から年長前半
本格的に受験を意識した準備を始めるご家庭が多いのは、年中から年長前半ころ。
年中になると、子どもも理解力や集中力が少しずつ育ち、机に向かう習慣や指示を聞く練習がしやすくなります。
また年長になると、願書や面接、志望校に合わせた具体的な対策が必要になるため、年中のうちから基礎を整えておくと安心。ただし、早く始めればよいというわけではなく、子どもの性格や発達に合った進め方を選ぶことが大切です。
年少までは生活習慣&親子の関わりを大切に
年少くらいまでは、いわゆる受験勉強を急ぐ必要はありません。それよりも、生活習慣を整え、親子の関わりを深めることが大切です。あいさつや食事の姿勢、身支度、片付けなどを日常の中で身につけていきましょう。
また、絵本の読み聞かせや会話、外遊び、工作なども、言葉の力や考える力、集中力を育てるよい機会になります。
年中からは少しずつ受験を意識した準備を
年中になったら、遊びの延長のような形で受験を意識した取り組みを始めやすくなります。パズルや図形遊び、数に親しむ遊び、はさみやのりを使った活動などは、楽しみながら力を伸ばしやすい方法です。
この時期は、無理に勉強らしくするよりも、「できた」「楽しい」という気持ちを大切にしながら進めることがポイントとなります。
年長は志望校に合わせた具体的な対策を
年長になると、志望校の試験内容に合わせた準備が必要になります。ペーパーだけでなく、面接や行動観察などが重視される学校もあります。子どもに無理をさせすぎず、自信を育てながら一つずつ取り組んでいきましょう。