みなさんは、お子さんに『早く遊ぶの辞めて勉強しなさい』と、怒鳴ったりしてしまった経験はないでしょうか。
可愛い我が子だからこそ、将来やがて訪れる受験や就職の為に”勉強しなさい”などと、口うるさくなってしまうのが人情です。
お子さんの人生の中で食事や睡眠の時間だけ許し、お子さんから何もかも取り上げた挙げ句勉強詰めにすれば、確かに頭の良い子は育つかもしれません。
しかしながら、お父さんお母さんも同じ様に、お子さんもロボットではありません。
そんなことをしてしまえば、やがて水風船が破裂してしまう様に、お子さんの気持ちや感情が破裂しかねません。
その為にはどうしたらいいか。
それは”遊ばせる”ことです。
『遊んでばかりで勉強が身につかないじゃないの』と思ってしまいがちですが、心配ありません。
お子さんに遊びで学ぶ力を付けてもらうこと
日々繰り返し遊んでいくなかで、思考力であったり柔軟性を養うことが出来るのです。
例えば、積み木を高くする遊びをするとします。
立方体の積み木を1つづつ積み上げ高くしようとした時ですが、バランス感覚も伴われ、一定の時点で崩れ落ちてしまいます。
しかし、何度も遊んでいるうちに『土台を作れば安定して積み木は崩れにくい』と気付くのです。
もうひとつ、公園で水風船遊びをした時も同じで、ひとつの水風船をパンパンに膨らませるのには時間もかかり、割れやすく、割れてしまえば1度きりと気付くのです。
その時子どもはどうするのか。
たくさんの水風船を用意し、短時間で適量の水を入れる。しかも割れにくい。
このように日々遊んでいく中で、何度も失敗しては繰り返し挑戦する。
そういった経験をすることで、思考力・柔軟性が自然と身につくのです。
いくらなんでも遊び過ぎだと、お子さんの秘めている伸び代の可能性を阻止してはなりません。
そんな時は一緒に遊んであげてください。
もし遊び方が分からないと悩んでしまうお父さんお母さんは、お子さんの行動を良く観察してその事を本人に伝えてみてください
『おっ!〇〇ちゃん、今日は昨日よりも積み木を高く積み上げることができたね』など。
そうすることでお子さんは、一緒に遊んで貰えている安心感と褒められた達成感を得たのち『また色々と工夫してみよう』など探究心に火がつくのです。
時間を掛けてでも潜在能力を引き出してあげるのが行く行く将来の第一歩になるはずです。
ぜひ一度お子さんの目線になり、お子さんに寄り添ってみてはいかがでしょうか。