子どものリビング学習が増えています。グッズも続々!

新型コロナウイルスが世界中に蔓延して約2年、在宅勤務やオンライン授業が増えました。生活スタイルが大きく変化し、子どもがリビング学習をする機会も増えました。
しかし、生活の場であるリビングと勉強の場で使う学習道具が同じところに共有されていることで、悩みを抱える保護者も多いようです。
保育園の年長さんは4月から1年生。すぐに自分の部屋が必要な状況ではないため、しばらくはリビング学習を考えている保護者も多いでしょう。そんな家庭に便利なアイテムが続々と登場してるそうです。

小学5年生頃までは圧倒的に多い「リビング学習」

リビング学習では、子どもが親の気配を感じながら安心して学習ができます。また親も子どもの勉強をサポートしやすいです。
このコロナ禍でステイホームが叫ばれ、リビング学習はさらに身近なことにまりました。

家具大手のニトリとベネッセコーポレーションが2020年11月にアンケートを行い、年長から小学5年生までの子どもを持つ保護者1,236人の回答を得ました。自宅で学習する場所がリビングと答えた保護者は約8割もいたそうです。

共存が難しい「家族団らんの場所」と「学習の場所」

リビング学習をしている家庭が多いですが、悩みを抱える家庭も多く、子どもが集中できなかったり、食事の際に片付けなくてはならないのが面倒、など感じているようです。
さまざまな悩みを解決するために多くのヒット商品を出しているのが、文具事務用品メーカー「ソニック」の「リビガク」シリーズです。

以下は人気商品の一部です。
①スージー
消しゴムのカスを電動で掃除できるミニクリーナー。1,650円(税込)。
②ハコボード
学習の時に必要なグッズを一式入れて持ち運びできる箱。1,485円(税込)
③マイプランボード
学校の時間割や習い事など、1日の予定を予定を自分で組み立てて見えるかするボード。2,200円(税込)

現在リビガクシリーズは53アイテム販売しています。コロナ前の2019年に比べて約3割も売り上げを伸ばしています。

ソニックのリビガクシリーズはこちら
http://www.sonic-s.co.jp/pickup/3061

リビング学習しやすい設計の住宅が販売されたことも大きい

住宅メーカーが10年ほど前にリビング学習氏しやすい設計の住宅を販売し始めました。これがきっかけとなり、子育て世帯の社員が中心となってリビガクシリーズの開発に着手したとのことです。
ダイニングテーブルで宿題をする子どもあるあるなど、さまざまなケースを想定して商品化したそうです。
リビガクシリーズはインテリアになじむように、シンプルな色と形になっています。

当時小学6年生の双子を持つ社員からは、「卓上クリーナーのおかげで学習後に子どもが自分から掃除をしてくれるようになった」などの声が上がったそうです。

ソニックは、
「時間の管理術や自分の荷物の整理整頓など、今後の人生において基礎的かつ必要な能力を身に着けるためのサポートにもなる」
と考えているそうです。

 

「千趣会」は大人のテレワークに使えるグッズも販売

通販大手の千趣会から販売されている「新・どこでも自習室」3,500円(税込)は、テーブルの上に自立して間仕切りが作れるグッズです。子どもの教育関連大手の学研と共同で開発し、2021年夏に販売を開始しました。

周りのワサワサした情報によって集中できなくなる問題を物理的にシャットアウトでき、壁の部分にはマグネットシートを付けてプリントが貼れるように工夫してあります。充電コードが通せる穴もついているなど、細かい工夫がされています。
使用後は折りたたんで収納できるため、大人がテレワークで使えるのでは、という声も聞かれるそうです。

千趣会ではリビング学習向けの家具の打り上げはは好調で、今後も開発に力を入れていきたいと話しているそうです。