リビング学習と自室学習、集中できる学習環境のポイントは?

 

小学校低学年のお子さんの場合、わからないときや合っているか確かめたいときにすぐに聞ける、安心感があるという理由からリビング学習が合うお子さんが多いです。

学習の土台を整えるためにも低学年のうちはリビング学習から始めるのはよい選択と言えます。

しかし、ある程度年齢があがり、中学受験などを見据えている場合は、自分で集中できる環境を作れるというところから自室学習にシフトするお子さんもいるでしょう。

集中できる学習環境のポイントについてご紹介します。

視覚的聴覚的刺激を少なく

おもちゃや漫画、ゲーム、スマホ、テレビなど集中力が散漫になってしまうようなアイテムは勉強している視界から見えなくなるように背面に片付けましょう。

また、話し声、テレビ、音楽などの視覚的、聴覚的な刺激も同様に集中力が切れてしまう「気になるもの」です。

できるだけ少ない環境づくりをしましょう。ただし、気を使ってしんと静まり返ってしまうのはよくありません。

台所で料理をしたり、洗い物をする音が安心感がある・集中できるBGMになっているケースもあるためです。

スマホやタブレットは学習補助のみに

上記の通り視覚や聴覚に刺激があるスマホやタブレットはできれば視界に置かないほうが良いのですが、GIGAスクール構想からパソコンやタブレット、電子辞書などは学習補助になるため、手元に置く必要がある場合も。

どうしても誘惑に負けてしまうことがありますし、端から見ると調べ物をしているのか遊んでいるのかがわかりにくいため、家庭学習中に手元に置く場合は学習補助にだけつかうということを事前に約束しておきましょう。

自室学習でも関心を持っていることをアピール

高学年になっても宿題のチェックは保護者にまかせている小学校が多いです。

保護者がチェックをして合っていれば、お子さんも安心できるでしょう。

お子さんの勉強はいつでもチェックする姿勢を見せておくと、保護者の方が自分の学習に関心を持ってくれているという意識がお子さんに芽生え、自室で学習する場合も安心することができます。

お子さんのつまづきや苦手な単元などを見つけることもできるので、サポートをしやすくなるでしょう。

学習の定着の確認は担任と

上記のように宿題や家庭学習のチェックを当たり前のように受け入れてくれるお子さんばかりではありません。

ある程度年齢を重ねると保護者の方にチェックされるのを嫌がる子もでてきます。

お子さんからチェックをやめてほしいという意思表示もあるでしょう。

そういった場合は自立の一歩と考え、お子さんにまずは任せます。

その上で宿題の提出状況や学習の定着の確認をしたい場合は担任教諭と連絡をとるとよいでしょう。

もし宿題の提出があまりよくない場合は学校側から連絡があるでしょうから、担任教諭から宿題や提出物に関して声掛けをするよう指摘があれば、それをきっかけにお子さんとコミュニケーションをとるようにしてみてください。