子供
言ったところで反抗されるのは分かっていながら言ってしまうし、起こってばっかりな日々。いつになったら子どもは自主的に勉強してくれるのでしょうか?必要な親の心がけとは?
基本は「待つ」「褒める」「肯定する」
子供の能力を伸ばすためにはコミュニケーションは最も大切。その中でも「待つ」「褒める」「肯定する」はもっとも大切とされています。
待つ育児
「早くご飯を食べて」「早く宿題をして」「早く片付けて」「早く寝て」。ついつい子供に言ってしまいます。親だって早くしてもらわないと自分の生活がありますから。しかし、これは親の都合でしかありません。
こんな時は子供が自分で行動をおこすような声掛けが大切。例えば「今日のカレーライス、とてもおいしく出来たのよ。どう?」など。イライラしたり急かしたりは禁物です。
褒める育児
子供は褒められることで脳内にドーパミンが分泌されます。ドーパミンとは意欲や快楽に関係する神経伝達物質。気持ちがよい、心地よい、と感じると分泌されます。
褒められて良い感情が生まれたら、また褒められたいと思い、努力するようになります。
例えばテストで100点を取った時。100点という結果を褒めてもいいのですが、努力の課程を褒める方が効果的。「この前の小テストで間違ったところが今度はできたんだね!」などです。
肯定する育児
子供は認めてもらうことで自己肯定感が高まります。自己肯定感が高いと、ポジティブな気持ちになり、いろいろなことに挑戦する意欲が湧いてきます。子供は好奇心が旺盛。なんでも興味がわいたことを否定せずに後押しし興味の芽を育ててあげましょう。親が知らない才能が開花するかもしれません。
子供が自主的に勉強するようになるためには
1.目標を見える化する
視覚的に分かりやすくれば、モチベーションを保つことに繋がります。例えばグラフや表を作って達成したところまでシールを貼るなど。
目標と達成率が一目でわかります。
2.選択肢を与える
例えば漢字を覚えるために、「漢字ドリルをやる」か「習った漢字を使って日記を書く」か、子供にどちらかを選択させます。
人からやらされるものよりも自分で選択したものの方が興味を持って取り組むことができます。
3.結果ではなく過程を評価する
結果ではなく、頑張ったことやここまでたどり着いた過程を評価することが大切です。ここまでできるようになった、と成果を一緒に確認し、よく頑張ったね、と褒めてあげましょう。
褒められてうれしければ、もっと頑張ろうという気持ちになるし、自己肯定感が高まり、「自分はできる・やれる」という意欲に繋がります。