
赤ちゃんが言葉をしゃべりはじめる時期は、ご存知のとおり決まっていません。
一人ひとり個人差があるので、いくつになったら話せるなど明確な時期はないのです。
しかし、月齢によって話す言葉や内容に特徴があるのでおおまかな時期を知っておくと育児の上で安心材料になります。
こちらでは赤ちゃんが言葉と覚える時期と知っておきたい上手な話し方についてご紹介しましょう。
言葉を話しはじめる時期の目安と内容
赤ちゃんが言葉を話しはじめる時期の目安と話す言葉について、保護者の方が知っておきたいことをご紹介します。
個人差がある
よく「女の子は言葉が早い」と言われますが、赤ちゃんの言葉の発達は、個人差があります。その子の性格や生活環境などさまざまな要素が影響し、同じ月齢でもさまざま。
3カ月ころ
一般的には、口や舌の発達昨日に伴い「ぶー」や「あー」など、意味のない言葉(喃語と呼ばれています)を話始めます。生後半年頃からは2つ以上の音が連続した言葉を話始めます。また、喃語と同時に身振りで気持ちを表現できるようになります。
1歳くらい
1歳前後で単語を話し始めます。しかし、あごは未発達の状態なので、多くの場合喃語が中心です。しかし、「ちょうだい」や「ありがとう」など大人が話す簡単な言葉は理解できます。
1歳半頃
1歳半ぐらいになると言葉が増えはじめます。「ママ」「ブーブー」「パパ」「ワンワン」といった意味のある言葉を話始めます。また、「ワンワン、いる」など2つの単語を組み合わせた、2語文も出はじめます。しかし、あくまで個人差があります。
言葉を話さないといっても積極的に話しかけを行う
赤ちゃんと一緒にいる保護者の方は基本的にたくさん話しかけてあげるようにしましょう。話すときは、ゆっくり、はっきりと話すようにするのがポイントです。
行動を言葉にする
日常の何気ない行動を言葉にして声かけをしましょう。
例えば、「おなかがすいたね、ミルクを飲もうね」「おむつをかえようね」「きれいにしてあげるから、待っててね」「きれいになったね、気持ちいいね」「眠いね、ゆっくり寝ようね」などです。
保護者の方の言葉かけからの行動に対して「こういうことをしてもらえる」とわかってきたら、1歳未満の子でも協力しようとするケースがあります。
肯定して共感する
赤ちゃんがなにかを話したときは、肯定して頷き繰り返すようにしましょう。
例えば、ごはんを食べておいしそうな反応をしていたら「そうだね、おいしいね」と声をかけ、赤ちゃんの気持ちを代弁してあげます。
また、お散歩に出かける機会があれば、「いいお天気だね」や「かわいいたんぽぽだね」など、一緒に見たり感じたりしたことを話しかけてあげるのが効果的です。
お子さんに共感しつつ、肯定の言葉を掛けてあげるとよいでしょう。