公立の小中学校では1人1台タブレット端末などが配布され、小学校では英語やプログラミング教育が必修となり、中学校以降も情報教育が拡充されています。
金融経済教育や資産形成を学ぶ新しい教育も始まっています。
大人が生活する上でニュアンス程度にしか得ていなかった知識を今の子どもたちは必修科目として学習していくのです。
こちらでは保護者の教育に対する知識をアップデートし、その悩みに寄り添う教育関連本をご紹介しましょう。
しなさいと言わない子育てさいと言わない子育て(著:ボーク重子)
「○○しなさい」と1日に何度も言っていませんか?
気持ちがささくれだっているときにどうしても強く指示してしまいます。
もし、「しなさい」と言わずに住むなら穏やかに過ごせるでしょう。
そんな「しなさいと言わない子育て法」について示してくれる一冊です。
お子さんとの関わり方で大切にすべきことがわかり、改めて親子の関係性について考える切っ掛けを与えてくれます。漫画版なので忙しい保護者の方もサクサク読めるでしょう。
私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」(著:廣津留すみれ)
日本の公立高校から海外大学へ進学する子がまだまだ少数ではあるものの増えてきています。
著者は大分県の県立高校から独学で米ハーバード大学に現役合格し、さらに首席で卒業、その後世界最高峰のジュリアード音楽院お首席で卒業したバイオリニストです。
そんな著者がハーバードでの経験を基に、受験や仕事にも役立つルールを紹介しています。
思考力の鍛え方、問題解決力の高め方から作文能力の高め方など、海外大学で得た学びについてうかがい知ることができるでしょう。
成功する子は「やりたいこと」を見つけている(著:中曽根陽子)
「自分で道を切り開いていく力」の源となる「探求力」を育てる方法を著者が豊富な取材と根拠に基づいて解説している本です。
未来を生き抜く子どもたちには「何がやりたいのか、何ができるのかを考え、自分で道を切り開いていく力」が必要としている著者が語る、学校において自ら問題提起し、課題を解決する力を家庭で育てるヒントが得られます。
マンガ 脱・「不登校」2(著:加藤善一郎)
「起立性調節障害(OD)」と複合する発達特性を背景にもつ「不登校」を中心に、描かれる物語。
WISC検査への評価やIQだけではわからない隠された「知的アンバランス」の存在や起立性調節障害や発達特性を改めて正しく理解できます。
子ども本人が何にどう困っているのかを整理し、起立性調節障害や不登校を改善していく姿が描かれます。
何らかの理由で不登校となっている児童生徒数は9年連続で増加しています。
保護者の悩みは尽きませんが、不登校はどこの過程でも起こり得ることを踏まえ、保護者の悩みに寄り添う内容と言えるでしょう。