賢い子どもは知的好奇心が旺盛です。
気になること、好きなことは自分から積極的に勉強しようと取り組むからということが背景にあります。
お子さんの知的好奇心を刺激するためにもってこいのアイテムが図鑑です。
図鑑にはさまざまな種類があり、どれを選んでいいのか悩むもの。
図鑑の効果的な活用法とお子さんの興味の傾向を知れば選ぶべきものが見えてくるでしょう。
図鑑の効果
図鑑を揃えるといっても、図鑑は大きくて置き場所がないし、高いから子どもが興味を示さなければ無駄になってしまう、図書館で借りればいいのでは?という保護者の方もいらっしゃるでしょう。
しかし、図鑑はいつでも思い立ったときに確認できる環境をつくることで効果が発揮されるのです。
広い知識と考える力がつく
小さなお子さんの集中力は30秒ほどです。
そのときに「空はなんで青いの?」といった質問をされた場合、まずスマホで解決しようとしていませんか?
お子さんが物事に疑問を持ったときが知的好奇心を刺激するチャンスです。
すぐに図鑑をひらいて、親子で調べてみましょう。
すると探しているうちに好奇心が刺激され、図鑑をめくる行為によって他の知識もついてきます。
保護者の方と話し合いながら調べることによってコミュニケーションが深くなり、保護者の方と一緒に自分が調べた、ということが知識の吸収につながります。
特に低年齢に合わせた図鑑などは調べたことに関連するコラムによって楽しく他の知識も得ることができるでしょう。
自己肯定感がアップする
お子さんが図鑑をいつも見られるように環境を整えておくと、図鑑をひらくことが当たり前になり、知識が自ずとついてきます。
本来調べようと思っていたこと以外の知識・雑学が身に付くことで、自分の得意分野ができるのです。
それに対して周囲の大人やお友達から「よく知っているね」と感心されたり、ほめられたりすることで自信がつき、自己肯定感がアップするのです。
苦手なことがあっても、得意な分野があるお子さんは、生き生きとして何事にも前向きに取り組めるようになります。
図鑑を活用する
図鑑は図書館で借りるだけではうまく活用できません。
いつでも見られる環境が必要ですし、なによりお子さん自身の図鑑として、何度も読み返したり、マークを付けたり、なぞってみたりとオリジナル図鑑にすることでより知識が定着するのです。
そのためお子さんの年齢が0歳の場合でも関係なく、図鑑を揃えてあげましょう。
大きくて持ち運びで怪我をしてしまうような大きさのものでなく、お子さん向けの小さな可愛らしい絵柄が散りばめられた図鑑でも良いでしょう。
絵本を読み聞かせするように、親子で調べ物を楽しみながら図鑑を活用してください。