ピアノを弾くことにはさまざまな効果があります。
認知能力や集中力の向上、創造性や感性の育成、ストレス軽減、左右の脳のバランスや手の協調性も養われます。
本当にかしこい子を育てるうえでピアノはオススメですが、楽しみながら取り組むことが大切。こちらでは主にどのような効果があるのかご紹介しましょう。
ピアノを弾くことで得られる効果
大きく分けてIQの向上、EQの向上、運動神経の発達という3つの効果があります。
IQの向上
音楽を演奏する際、単に音を奏でるだけでなく、強弱や表現力を加えることで魅力が生まれます。
どのように演奏すると本格的になるかを模索する過程で、思考力が向上します。楽譜やコードの覚えも促され、記憶力も発展するでしょう。
音楽演奏は複数の脳機能を使うため、知能指数(IQ)の向上にもつながるのです。
EQの向上
ピアノ演奏は問題解決能力や主体性、協調性、思いやりといった精神的な内面を発展させることができます。
最近の研究では、ピアノ経験者は一般の人に比べて鬱になりにくく、不安や孤独感を軽減する傾向があることがわかっています。
ストレスに強くなり、自己コントロールが得意になるということです。
自己肯定感も高まり、EQの成長にとって非常に有益な活動と言えるでしょう。
運動神経の発達
ピアノ演奏は見た目には簡単そうに思えますが、実は非常に難しいものです。理論的には頭で理解していても、それを身体で正確に表現するのは困難です。
具体的に見てみましょう。片手で伴奏を弾きながら、もう片方の手でメロディーを演奏し、足でペダルを踏んでリズムを調整します。
これら3つの要素を別々に動かし、同時にリズムに合わせる必要があり、この複雑な動きが脳に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。
身体を動かすためには脳から的確な指令を送ることが必要であり、それが運動神経の向上に関わってきます。ピアノを通じて、効果的に脳の機能、俗に言う運動神経の向上が期待できます。
ピアノはいつから始めるのがよい?
さまざまな効果があるピアノ。いつから、どのように始めればよいのでしょうか?
ピアノは3歳ごろからの年齢から始めるのが良いとされています。
3歳未満からでは先生や保護者の方の言葉をしっかり理解できない可能性があるからです。
ピアノの始め方は、興味を持ってもらうことからが良いでしょう。
無理に始めさせても嫌いになるだけです。まずはおもちゃのピアノから興味を持たせ、本物のピアノへ興味を示すか確認します。
また、おもちゃのピアノに興味が向かなかった場合、リトミックや音楽から興味を持ってもらうのが良いでしょう。
リズムやメロディーなど聞かせ、興味を持ったところでどのように奏でていたか説明しピアノへ興味を向かせてみてはいかがでしょうか。
ただし、決して無理やり弾かせることだけはいけません。
お子さんの興味に合わせてすすめていきましょう。