保育園や幼稚園で保護者同士の連絡手段として欠かせないLINE。しかし近年はトラブルも多発しており、園側が対応しきれなくなって「LINEグループ禁止」とするところも出てきました。
ママ友の気分を害すると、子どもに影響が出てしまう恐れがあるため、なかなか言い出せない・・・こう悩む人も多いです。
とても便利!絶対に外せない!
グループに一斉に連絡ができることが大変便利なLINE。見落としていた連絡事項など、親も思わず「あーLINEグループがあってよかった」と思うことが多いでしょう。しかし時には関係のない投稿があったりと気をもんだり追うのに疲れてしまうこともあります。数十人が一度に目を通すことを考えると、本当にこの内容でいいのかと考えに考えて投稿することもあるでしょう。
ごく一部のマナー違反者・モラル違反者のために全てをなくせなんて・・・
どんな世界にもルールを守らない人やモラルの境界線が人と違う人は存在します。ネット右翼と呼ばれる一部の人たちは常に他人を批判して攻撃して楽しんでいる様子もうかがえます。
そこまでではないにしろ、さまざまな投稿にモヤモヤを覚えることはよくあること。
ほとんどは善良な人たちなのに、ごく一部のママのルール違反にせいで「すべてをなくしましょう」とか「LINEグループ一切禁止」とするのは納得がいきませんね。
ママ友は友達じゃなくて会社の同僚と思うこと
いざこざがあったり仲たがいしたり・・・今後顔を合わせない他人ならまだしも、ママ友は地域の人。必ずどこかで顔を合わせることがあるため、いい距離感を保ちつつ接していきたいものです。
ママ友は友達や親友じゃなくて会社の同僚と割り切って、深入りしない付き合いをする方が賢いのかもしれません。
ルール作りのヒント
とにかく「このグループに関係のない内容は一切禁止」と最初にくぎを刺すことが大切です。もし破った人がいたら役員から注意してもらうなど徹底しましょう。
個人LINEを基本とし、グループLINEは本当に必要な時だけとしましょう。
●その1:連絡を書き込むのは役員だけとする
書き込む人がクラス役員だけなら1人から3人くらいになるのではないでしょうか。煩わしい投稿を減らすのためには書き込む人を限定することも一案です。
●その2:「了解」とかOKスタンプは禁止とする
いちいちスタンプを押していたら、大切な投稿がどんどん上に上がってしまいます。「了承したら何もしないこと」をルールとすると良いでしょう。
●その3:質問は役員への個人LINEで行う
1人が質問を書き込んで、その答えを数人が書き込んで・・・荒れ放題になってしまうと何が本題なのか分からなくなってしまうことも。
質問の投稿は禁止とし、役員へ個人的にするなどしましょう。
●その4:画像は送らない
全員にその画像がいきわたってしまう怖さを考えましょう。
●その5:その学年が終わったら基本的に解散
いつまでもそのグループLINEが存在しないようにしましょう。
2019年7月2日(火)朝日新聞朝刊より