かしこい子を育てる家はどんな家

シリーズ累計60万部を記録した『男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』(扶桑社)をはじめ、『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい!』(大和書房)など多数の著書がある松永暢史氏が描く、『賢い子どもは「家」が違う! 10歳までの「教育環境」で自分からやる子に育つ』(発行 リベラル社/発売 星雲社)。

即参考にできる子育てメソッドが書かれています。ぜひ手にとって見てはいかがでしょうか。

かしこい子は教育環境次第

かしこい子に育ってほしいと考えるとき、家の中のことを考えたことがあるでしょうか。

各部屋に何を置くべきか、どういった習慣をつけさせ、どのような本やおもちゃを用意して勉強に備えるべきか。根本的で見落としてしまいがちなことが紹介されている本書。

「子どもが伸びるかどうかは、教育環境設定次第だといえる」と著者の松永氏が伝えています。

「成長を助けるオススメ本・オススメおもちゃ」が詳しく紹介されているのですぐに参考にすることができます。

親が子に与えるだけでなく、親自身が実践することも書かれているので小さなお子さんの保護者の方も参考になるでしょう。

家の中の改善のポイント

第2章が「賢い子どもは「賢くなる家」に住んでいる」というタイトルで、教育環境設定をする上での家の改善ポイントが紹介されています。
実践できそうなものから、家族がいるので難しいものもありますが、お子さんのことを考えてご家族で話し合い取り入れてみてはいかがでしょうか。

リビング

・テレビを撤去

食事中にテレビをみてしまい、会話がなくなると家族の成長がのぞめません。家の中心となるリビングからテレビを撤去してみましょう。

・本が手に取れる

家の中で誰かが本を読んでいるという環境が子どもを賢い子へ育てる土台になります。

無理なく知識や自分から学ぶ習慣を身につけさせるためリビングに図鑑を置くと効果的です。

子ども部屋

・自分の部屋を与えるタイミング

リビング学習をしていると頭がよくなる、勉強を自然にするようになると言われています。

それはお子さんがご家族の存在を感じながら勉強に取り組むことで安心感を得られるからということが大きいのです。

そのため一人でお風呂に入れるようになる頃は、自分の部屋を与えるタイミングの目安になります。

・年齢に合わせてオープンとクローズを分ける

小さなお子さんは子ども部屋をもっていてもドアをオープンにしていることが多いでしょう。

ある程度年齢を重ね、思春期になると密室にできるのが理想の子ども部屋といえます。

プライバシーは思春期の子どもでも大人と同等なのです。

保護者はお子さんの幸福を願ってかしこく育ってほしいと願っています。

お子さんの将来に大きく影響すると考えるとより保護者は目先の結果を追いかけてしまいます。

しかし、お子さんの将来を導くことよりも家の環境を整えることが大切であることを知ることができるでしょう。