かしこい子に育ってほしいと願うものの、本当のかしこさとは一体なにかが曖昧であるという保護者の方も多いでしょう。
学力や地頭のよさだけではなく、知的好奇心の旺盛な子が現代ではかしこい子といえそうです。
こちらではかしこさと知的好奇心についてお伝えしましょう。
現代のかしこさとは
「賢さ」を調べると、「要領がよい」「抜け目がない」(引用元:コトバンク)という様子を指します。
勉強ができることや物事をうまくこなせることですね。
しかしそれだけでは現代のかしこさに一歩足りません。
これからはAIが競争相手となっていきます。そのため米バージニア大学で経営学を教えるエドワード・ヘス教授は「認知と感情に関わるスキルのレベルをいっそう高める必要がある」と伝えています。
たくさん漢字を覚えられたり、たくさんの仕事をこなせるということではなく、量より質が求められていくのです。
かしこい子の特徴は
量より質が求められるということは、より深く物事を考えられるというスキルが必要になります。
深く物事を考えられるかしこい子とは「自分で自分の能力をのばしていくことができる」子なのです。
そういう子は知的好奇心が育まれている子で、保護者の方が勉強するように促さなくても、自分で必要性を感じて勉強していきます。
知的好奇心を刺激するものを自分から調べようと考え、結果として知識や技能の向上につながったという経験は保護者の方もあるでしょう。
好奇心を追求する中で多角的に考える能力もつき、能力が向上したことで達成感を味わえます。
その積み重ねがかしこさにつながってくのでしょう。
知的好奇心を育むためには
知的好奇心を育むためには必要以上に経済力に負担がかかることはありません。
たとえば読み聞かせを毎日したり、本を読むように進めたりして、保護者自身も漫画や雑誌ではない本や新聞を読むようにします。
お子さんと読んだ本の感想を話し合ったりして、実際に本に書かれたていたこと、描かれた情景を体験してみるのもオススメです。
保護者の方が本や新聞を読める家庭環境を作り出し、社会や地域で起こっている問題に興味をもち、それをお子さんに共有するなど、保護者の方がまず知的刺激を求めるよう意識することがかしこい子を育てることに必要と言えるでしょう。
休みの日には子どもたちと公園で思いっきり身体を動かしたり、美術館や博物館、図書館にでかけたりしてみましょう。
お子さんが興味を示すものに興味をもち、一緒に詳しく調べてお子さんがより深くそのことを考え、知ることができる環境を作ってあげてください。