夏は熱中症対策に意識が向きがちですが、実は暑さは「脳」にも大きな負担をかけています。特に発達途中にある子どもの脳は大人よりも暑さの影響を受けやすく、集中力や記憶力、判断力が低下することも。
夏に気を付けたい脳ダメージと、子どもの育脳につながる暑さ対策をご紹介します。
暑さで脳はどうなる?
脳は体の中でも多くのエネルギーを使う器官で、体温の変化にとても敏感です。
気温が高くなると体温も上昇し、体は汗をかいて熱を逃がそうとします。しかし、水分が不足したり体温が上がり過ぎたりすると、脳へ十分な酸素や栄養が届きにくくなり、働きが低下してしまいます。その結果、
・集中力が続かない
・判断力が鈍る
・イライラしやすくなる
・疲れやすくなる
といった変化が現れることがあります。
子どもは大人より暑さに弱い
子どもは体温調節機能がまだ十分に発達していません。さらに、身長が低いため地面からの照り返しの熱を受けやすく、気付かないうちに体温が上がってしまうことがあります。
また、夢中になって遊んでいると、のどの渇きを感じにくく、水分補給が遅れてしまうケースも少なくありません。
保護者がこまめに休憩や水分補給のタイミングを作ることが大切です。
睡眠不足は脳ダメージをさらに大きくする
熱帯夜が続く夏は、睡眠の質が低下しやすい季節。十分な睡眠が取れないと、脳は日中に得た情報を整理したり記憶として定着させたりする働きが十分に行えません。
暑さによる疲れと睡眠不足が重なることで、翌日の集中力や学習効率にも影響が出ることがあります。
寝室はエアコンや扇風機を適切に利用し、快適な室温を保つことが大切です。
食事で脳を元気にしよう
暑くなると食欲が落ちやすくなりますが、脳にはエネルギー補給が欠かせません。
特に朝食を抜いてしまうと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、ぼんやりした状態になりやすくなります。ご飯やパンなどの炭水化物に加え、卵や魚、大豆製品などのたんぱく質、野菜や果物をバランスよく取り入れましょう。
また、スイカやメロン、きゅうりなど水分を多く含む食材も、夏の体調管理に役立ちます。
外遊びは時間帯を工夫する
体を動かすことは脳の発達にも良い影響を与えますが、真夏の日中は無理をしないことが大切です。外遊びは比較的涼しい朝や夕方を選び、帽子をかぶる、日陰で休憩する、水分をこまめに摂るなどの工夫をしましょう。
室内で体を動かせる遊びや、パズル、積み木、工作、読書などを取り入れるのもおススメ。体だけでなく脳も適度に刺激され、楽しく過ごすことができます。