良い保育園はココが違う!

保育園不足が深刻な現状、とにかく入れさえすれば御の字、という家庭も少なくないでしょう。しかし保育園の雰囲気ややり方は実にさまざま、利便性だけで選んでしまって、後悔した例もあるのだとか。
こおでは良い保育園とはいったい何が違うのかを検証してみました。

園長の人柄や雰囲気にはその園の働きやすさが見え隠れする

園の責任者である園長。事務作業や保護者の対応、保育士の働きやすさを考慮したりと非常に忙しい職務であることは周知のとおり。でも園長の人柄や園の運営の仕方が、その下で働く保育士の働きやすさに繋がっています。いわば、保育士のモチベーションが上手に保たれていれば、園児たちにも優しく接することができます。
できれば見学した際に、園長と一言でも話をする機会をもうけましょう。その際には「この保育園、どうですか?」と漠然とした聞き方ではなく、「この保育園の良い所ってどんなところですか?」と具体的に聞いてみましょう。

買い手市場?の保育園には逆らえない・・・

保護者はいかにして入園基準の元となる点数を稼ぐべく、知恵を絞っています。保育園に入れるかは一括して自治体が判断し、保育園が保護者を判断することはありませんが、運よく入れたら、なんとなく上下関係が存在するように感じることもあります。
保護者は「入れていただいた」「ありがたい」という思いが強く、何か問題があっても言いにくいという現状があります。
園のやり方や方針が気に入らなければ辞めてもいいんですよ、と言われても、すぐに他の保育園に入れる保証はありません。
ですから、保育園は必ず見学に行き、何か気になる点があったら遠慮なく質問することが大切です。

保育士と園児の様子からわかる「良い保育園」

保育士は?

保育士同士、きちんとコミュニケーションが取れているかは大切。保育士の働きやすさを最も左右すると言われる「人間関係」において、居心地が
悪ければ働きやすさに繋がりません。
特に女性が多く閉じられた環境ですから、嫌なことがあったら逃れられません。そのことで園児にしわ寄せがいっていないかは要チェックです。
乱暴な言葉を使ったり、身体を無理やり掴んだりしていないかは見ておきましょう。
子ども同士のトラブルは、時には保育士1人では対処できないことも。そんな時に周りの保育士が察知して協力して双方の子どもの気持ちに応えてあげているかは要チェックです。

園児は?

子どもは来る日も来る日も遊びから大切なことを学んでいます。子どもにとって安心して遊べる時間と空間はもっとも大切なもの。
子どもが園の環境に慣れ、保育士との信頼関係も築かれ、思う存分遊べる環境は子どもの心身を大きく成長させます。
特に言葉がまだ十分ではない0~2歳児は、保育士に甘えたり行動で示したりすることで自分を表現しています。そんな乳幼児の行動にきちんと寄り添ってあげているかはポイント。情緒面での発達に影響を及ぼします。
また、園長の他にも主任クラスの保育士がきちんと全体を把握してあげられているかも大切。そのことによって他の保育士も安心ですし、この安心感が働きやすさにも繋がります。