当初は「ついに民間テレビ局が赤ちゃん向け番組に着手!」とかなり話題になった、テレビ東京系赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」。この度めでたく2年目に突入しました。
きっかけは育児休業中の社員の思いから
番組ができたきっかけは、育児休業中の一人の社員の思いからです。テレビ東京 コンテンツ統括部プロデューサーの飯田佳奈子さんは、赤ちゃん向け番組は選択肢が少なく、質の良いネット動画も少ないことに疑問を抱いていたとのこと。
当時赤ちゃん向け番組ばEテレ「いないいないばあ」しかありませんでした。質の高い番組構成や内容が求められる赤ちゃん向け番組。しかし視聴率が取りにくく、スポンサーがなかなか付かないとされ、民間テレビ局はなかなか着手できなかった分野と言われています。
コストがかかるけれども質の良い番組を制作できるのは国営放送であるNHKだけ。長い間赤ちゃん向け番組はEテレが独占していた状況です。
赤ちゃんの感性を育む!テレビ東京系赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」
毎週月~金曜日、朝7:35~8:00、再放送は5:30~5:55
https://www.tv-tokyo.co.jp/synapusyu/
オンラインでも配信中!「シナぷしゅch」
https://www.youtube.com/channel/UCM9FRb0LN-fIhsxhre63tfw
シナぷしゅの監修は東京大学の「赤ちゃんラボ」
シナぷしゅは赤ちゃんの研究で知られる東京大学の赤ちゃんラボが監修を行っています。1つのコーナーは赤ちゃんの集中力を考えて約2分。
4月からは、なかなか外遊びができない子ども達のために、元気に体を動かしてほしいと「ジユウたいそう」のコーナーが始まり、人気を呼んでいるとのことです。
大手アパレル「GU」と共同企画した子ども服も好調
シナぷしゅは、シールブックや絵本も販売しており、売上は好調とのこと。この度、大手アパレル「GU」と共同企画した子ども服の販売が始まり、注目を浴びているとのことです。
シナぷしゅ × GU baby
https://www.gu-global.com/jp/ja/feature/collaboration/kids/pc/
ポケットの内側にキャラクターを印刷したり、大き目のボタンでボタンに親しんでもらったりと、徹底的な赤ちゃん目線を大切にしています。
保育園に通う子どもたちでも見られる放映時間帯がうれしい!
Eテレでの赤ちゃん向け番組「いないいないばあ」は放映し始めてから25年もの歴史を持つ大人気番組です。
しかし、放映時間は朝の8:10~と夕方の4:05~。これでは保育園に通う子どもが見るのは難しい時間帯です。
シナぷしゅは朝7:35~と夕方5:30~。この時間帯なら見られる子どもたちがかなり増えます。保育園に通う子どもと保護者の目線に立っている、と評判です。
2021年6月7日(月)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/