100人の子供がいれば100通りの個性があると言う子供たちの主体性を大切にした活動展開している「レッジョ・エミリア教育」。
アート保育やドキュメンテーションなどその特徴や教育理念についてご紹介しましょう。
レッジョ・エミリア教育とは
イタリアの都市であるレッジョ・エミリアで発症した子供が主体的に活動し、それぞれの個性を引き出すことを大切にした教育方法の1つである「レッジョ・エミリア教育」。
100人子供がいれば100通りの考え、表現方法があると言う「100の言葉」を教育理念として掲げています。
アート活動やドキュメンテーションなどを取り入れていることも特徴で、子供たちの主体性を中心にプロジェクト型の教育を行っている教育方法です。
レッジョ・エミリアの教育理念
レッジョ・エミリア教育は大きく3つの教育理念を唱えています。
●社会性: 4〜5人のチームを作り意見交換の中で活動を展開していくなど子供の社会性を育む
●時間:時間割やタイムスケジュールなどを設定せずに、長期的なテーマに挑戦し、知識や技術を深めていく
●子供の権利:子供の権利を象徴して尊重して否定的にならず子供が主体的な活動を行えるようサポートする、自主性を大切にした教育方法です。
レッジョ・エミリア教育の特徴
レッジョ・エミリア教育を実際に行う上で3つの特徴があります。
●プロジェクト・・・一年単位で長期的に1つのテーマを子どもたち同士で話し合い省察制作活動について調べたり進めたりする活動になります。
子供たちが協調性や自律性を身に付けられるように周囲の大人子供たちが議論しやすいよう話し合いの場を見守ります。
●ドキュメンテーション・・・子供たちの様子を動画や写真、文字で残す方法がドキュメンテーションです。園内で活動内容を提示して子供達が自ら振り返り次回に活かすことを覚えていきます。
ドキュメンテーションは保護者と共有することで活動内容を伝えやすく、やりとりもテンポよくできるようになるでしょう。
●造形美術の専門技師、アトリエスタ・・・レジエミリア教育を取り入れている施設で配置されているアトリエスタと言う造形美術の専門教師。プロジェクトの見守り、ドキュメンテーションの作成といったレッジョ・エミリア教育の核となる部分に携わり、子どもたちの主体的な活動を支えていきます。
自然物を利用したアート活動にも余念がないので、アートを習得させたい保護者の方はお子さんの服装をTPOに合わせて用意されています。
一緒にお弁当や服装についていただかなくとも大丈夫です。