お子さんは「ごっこ遊び」は好きですか?
乳幼児期の子どもたちは周囲の環境や身近な人から日々たくさんの情報を吸収しています。
自分が興味をもったものを真似して取り入れて成長していくのです。
「ごっこ遊び」はさまざまな発達を促します。
こちらではご家庭で「ごっこ遊び」を取り入れるメリットをご紹介しましょう。
「ごっこ遊び」のメリット
「ごっこ遊び」をご家庭で行うとお子さんの成長を促すさまざまなメリットがあります。
コミュニケーション能力の向上
「ごっこ遊び」は一緒に遊ぶ相手とコミュニケーションをとりながら行う遊びです。
言葉でのやりとりや、保護者の方からの声掛けでコミュニケーションがとれ、次第に語彙力などが向上していくようになります。
2歳までのお子さんでも真似をしてやりたがることをできる範囲でやらせてあげましょう。
社会性の向上
「ごっこ遊び」はなんの真似をするのか、役割はなんなのか、世界観や時間軸のルールを一緒に遊ぶ相手と決めてから遊びます。
0歳から1歳の子は再現遊びが主で、日常の真似がメインになりますが、2歳になると積み木やおもちゃをなにかに見立てて遊び出します。
そこから月齢を重ねるごとにルールが発生して保護者の方がサポートすることでごっこ遊びが成立していくようになるのです。
想像力の向上
上記の通り2歳児までの間に「ごっこ遊び」の前段階の遊びもできるようになります。
保護者の方がお子さんが再現したり、見立てていることに対して「○○だね」と声掛けをすることでよりお子さんの想像力が向上し、脳が活性化するでしょう。
「ごっこ遊び」のポイント
子どもと一緒に楽しむ
3歳から4歳になると本格的な「ごっこ遊び」が始まります。
しかし、年齢が低ければ低いほど大人のサポートが必要な遊びなので、できるだけ時間をさいて付き合いたいところです。
相手になるだけでなく、物語のヒントを与えたり、できるだけお子さんと一緒に楽しむことを心がけましょう。
難しければ、オンラインのベビーシッターを利用したり、保護者の方が忙しい時間帯だけベビーシッターを利用するといつもとは違う遊び相手を得ることで、お子さんの発達にもプラスになります。
子どもの持つイメージに寄り添う
小さなお子さんの世界観は大人にとっては不思議なもの。
そうきたかとびっくりさせられることも多いでしょう。しかしそれは想像力がしっかりと育っている証拠です。
保護者の方の倫理観や道徳的に問題がなければ見守ることを優先するようにし、お子さんの世界観を壊さないようにお子さんに寄り添うようにしましょう。
ごっこ遊びに使えるおもちゃ・場所を整える
昨今ではさまざまなごっこ遊びのおもちゃが販売されています。
もちろんそのようなおもちゃを購入しなくてもご家庭にはお子さんがお気に入りの代用品が見つかるでしょう。
見立て遊びができる2歳児くらいまではそれで十分です。
5歳児以上になるとその日一日だけでストーリーが終わらないこともあります。
その頃にはお子さんだけで世界を創っていることでしょう。
片付けのルールもあるでしょうけれど、お子さんの気持ちを優先して休日の前はそのままにしておくことも成長を促すことにつながります。