よだれの効果と止める手遊び

大きなスタイをつけていてもすぐにぐっしょり重くなってしまうほどよだれがたまらないお子さんがいらっしゃいます。

今の時期はスタイでは足らず洋服や肌着の胸元がぬれてしまって風邪をひかせてしまうのではと悩んでいる保護者の方も少なくないでしょう。

よだれは成長する上でメリットがあります。また、抑制効果が期待できる遊びもあるのです。

 

よだれのメリット

よだれは汚いものと思われがちですが、まだ離乳食が始まっていないお子さんであれば、離乳期に入った合図の一つともされています。

大人の唾液と同じメリットがあります。

・口の中を湿らせて口腔内の動きを滑らかにする働き
・言葉の発語を容易にする
・食べ物を潤して飲み込みやすくする
・消化吸収を助ける
・虫歯を防ぐ

口腔内を清潔に保ってくれるため、よだれが多い子は病気になりにくいのです。

 

よだれがたれる原因

よだれがたれてしまうのは、頬や口の中の筋力が育っていないからです。

くちびるを合わせる力をはじめ、頬から口の周り、口の中の筋力が育ってくると自然によだれはでなうなってきます。

よだれ自体の量は変わりませんが、たれてくる量が少なくなります。

口の周りの筋力を鍛えるとたれる量を抑えることができます。

 

口の周りの筋力を育てる手遊び歌

口の周りの筋力を鍛えるために、お子さんと手遊び・顔遊びをしながらよだれを止めていきましょう。

顔遊びをしていると、鼻をかんだり口の周りを拭く時も嫌がらなくなるケースがあります。

お子さんのほっぺをたくさん触ってあげたり、下を出して「レロレロ」と言う遊びをしているとお子さんがその真似をして筋力がついていきます。

いっぽんばし

いっぽんばしこちょこちょ(手のひらや足の裏をくすぐる)

たたいて(ほっぺをさわって)

つねって(ほっぺをつまんで)

なでなでして(ほっぺをなでて)

かいだんのぼって こちょこちょ(手のひらや足の裏をくすぐる)

 

はなさかおりて

ここじっちゃねんどこだ(片方のほっぺをつつく)

ここばっちゃねんどこだ(片方のほっぺをつつく)

はなさかおりて(鼻筋を上から下へなでる)

おおぜきとんまーたいで(くちびる上下をつつく)

ねずみこあなごさ(あごをつつく)

こちょこちょ(くすぐる)

 

「吹く」遊び

「おべんとう」の歌など「吹く」ことが入る手遊び歌も良いですが、ラッパや風車など、「吹く」遊びができるおもちゃも効果的です。

まずは真似できるように保護者の方がお手本をみせてあげてください。

自然と親子で笑顔になりますよ。

楽しく遊びながら筋力を鍛えていきましょう。