本当にかしこい子を育てるために必要な脳育。
脳を育てることとはわかりますが、改めてどのようなことをするのかと聞かれると難しいものです。
脳を育てると考えるとハードルが高く感じますが、保護者の方がお子さんにできることは思っている以上にカンタンなことかもしれません。
こちらでは脳育についてご紹介しましょう。
脳育とは
幸せな人生のベースを作ること
生まれてきたときにはこの世に無事誕生してくれただけで嬉しかったものでしょう。
しかしこの多様な生き方を選べる世界を生き抜くために、幸せな人生を送っていくために、かしこく育てたいというのは誰しも願う思いです。
幸せな人生を歩むためには、周囲の人への思いやりや出来事への思慮深さ、壁にぶつかったときの努力や向上心、自立心といった心をもつ大人になることではないでしょうか。
脳が健やかに育ち、心を育てていかなければ人としての育ちも難しいのです。
つまり、脳育は幸福な人生を送るためのベースを作ると考えられます。
周囲の人とのあたたかいふれあい、生き生きとした感情を手に入れ、幸せがなにかを感じさせることも脳育の一貫でしょう。
神経細胞をつなぐレールを作ること
赤ちゃんの脳の形は大人と大きさがちがうだけでほぼ同じ形です。
それなのに生まれたての赤ちゃんは話すことも歩くこともできません。
それは脳の中で情報伝達が行われていないからです。
脳の中で情報処理を行っているのは神経細胞・ニューロン。
140億〜200億のニューロンが脳の中で複雑に結びつき情報伝達をすることで身体が動いていきます。
赤ちゃんの脳はこのニューロンが結びついていないため、大人と同じ形の脳なのに大人と同じことができません。
そのために大人と同じ数のニューロンをつなげていくことが脳育です。
その誕生までにニューロンの数自体は大人とほぼ同じくらい出来上がっているので、あとはそのニューロン同士のつながりをつくるレールを作ってあげましょう。
保護者の方とふれあい、日常のさまざまな刺激がお子さんの脳神経をつなげていくことになります。
保護者が脳を育てるためにできること
お子さんのために、脳育をどうやっていくかを難しく考えることはありません。
のびのびと健やかに育てることが脳育にとって何よりも大切なことなのです。
たっぷり睡眠をとり、栄養のバランスが取れた食事をし、親子でたくさん笑って、発見したり気づいたり、遊んでじゃれ合ったり、絵本の読み聞かせをしたり、体験をして脳に刺激を与えること。
できるだけお子さんと笑顔でたくさんせっすることで脳はのびのびと育っていきます。