子どもが産まれるとどんどんおもちゃが増えていきます。赤ちゃんの好奇心の芽をたくさん育ててあげたい思いもありますし、おもちゃに集中してくれないと家事ができない、という切実な思いもあるでしょう。
ここでは、保育士が伝授する赤ちゃんのためのおもちゃの選び方をご紹介。自分で購入するのもよし、友達にプレゼントするのも良し。是非参考にしてください。
この際、家の中を赤ちゃん仕様にしてしまおう!
夫婦で考えていろいろと揃えたこだわりのインテリア品。雰囲気を壊したくない・・・このような理由から大人目線でおもちゃを選んでしまうのはNGです。
赤ちゃんがいる家庭なのに、分譲マンションのモデルルームのようにスタイリッシュな空間だったら、逆に違和感がありますし、赤ちゃんにとって快適な空間ではありません。
ハイハイを始めたら、家の中は赤ちゃん仕様に、と考えましょう。
ほんの何年かのことですから、いっそのこと赤ちゃんの大好きな空間にしてしまうのもひとつの手ではないでしょうか。
まずは発達に合ったものを選ぼう
基本的に月齢にそったおもちゃを与えるのがおすすめです。0歳児に2歳児用のおもちゃを与えてもなかなか興味を示さないもの。
逆に、2歳児になっても0歳児のおもちゃで遊ぶことがよくあります。「月齢にそぐわない」「発達を促したい」という大人目線での選択は赤ちゃんの興味を奪ってしまうので、興味を持ったおもちゃで好きに遊ばせてあげましょう。
はっきりした色や形を好むあかちゃん
赤ちゃんは基本的にはっきりした原色の色を好みます。また視覚で捉えやすいような単純な形が好みです。
赤ちゃんは手先の発達が未熟なので、触る・掴む・投げるといった動作が上手にできません。小さな手でもつかみやすい大きさや形が理想。触ったり叩いたりすると音が鳴ると興味をそそるでしょう。
また、洗濯しやすいことや汚れを取りやすいこともチェックポイントです。
何でも口に持って行く赤ちゃん
手にしたものを口に持って行くようになる頃。これは2歳ころまで続きます。気付くとおもちゃをなめまわしている、なんてよくあることです。
この月例の赤ちゃんは手の感触がまだ未発達。口の方が感触が分かるようで、何でも口に入れて感触を確かめようとします。ですから、飲み込まめない大きさのおもちゃを置いておくことが基本です。
小さなパーツが付いているものや、紙類はそばに置いておかないように注意が必要です。
さまざまな素材で安全で自発的に遊べるものを
プラスチック・木・布など、さまざまな素材でさまざまな手触りの物を与えると興味の芽をが育ちます。
電池などで音や光がなるものもありますが、赤ちゃんの自発的・能動的な力が損なわれてしまうこともあるので、ある程度大きくなってからがいいでしょう。
いずれ、動画やスマホを見ることになります。それまでは自発的に赤ちゃん自身が自らおもちゃを選べる環境にしてあげましょう。