下の子ができた時に上の子に伝える際のポイントについてご紹介するシリーズの続きをお伝えします。
期待とルールを伝える
新しい家族構成に代わるうえで、上の子に期待やルールを共有することは重要です。変化が訪れることで生活が一部変わることを、上の子にも理解してもらいましょう。
まず、生活の変化については、シンプルで具体的な例を挙げて伝えましょう。「これからは赤ちゃんが寝てるときは、少し静かにしてあげてほしいな」といった風に、必要な違いを分かりやすく伝えます。同時に、「でもね、君のことは変わらないよ。これまで通り大切にしていくから」と安心感を与えることも忘れずに。
次に、上の子に新しい役割や責任を与えてみましょう。例えば、お手伝いを頼んだり、「優しいお兄ちゃん(お姉ちゃん)になってあげてね」といった具体的なお願いをすることで、上の子に新しい立場での貢献を期待することができます。
コミュニケーションを密に取りながら、期待とルールを共有することで、上の子は変化に柔軟に対応しやすくなるはず。また、家庭内の雰囲気も良くなり、新しい家族構成で新たな出発ができるでしょう。
上の子のための時間も確保する
新しい家族が加わる一方で、上の子との時間をおろそかにしてはいけません。これは、家庭内の調和を保つためにも重要です。
赤ちゃんにはお話が必要になるかもしれませんが、上の子との絆を大切にし、彼らとの特別な時間を楽しむことが大切です。上の子が感じるかもしれない疎外感や不安を軽減してあげてください。
まずは、上の子との関係を強化するために、個別の時間を作りましょう。「君とだけの時間を持とうね。何か楽しいことがあったら教えてね」といった言葉で、上の子に対する愛情を示しましょう。これにより、上の子は自分が特別で大切な存在であることを実感できます。
新しい兄弟姉妹ができても、家族全体で楽しむ時間を大切にすることも忘れずに。例えば、週末に家族でお出かけする、一緒に遊びながら笑顔を共有するなど、家族みんなで楽しいひとときを持つことが大切です。
家族全員が協力しよう
新しい家族が増えるとき、上の子にとってそれを理解して受け入れることは、簡単ではありません。時間をかけて、家族全員が新しい生活に慣れ、お互いを理解し合うことが重要です。コミュニケーションを大切にし、家族全員で支え合う心がけが必要になります。
上の子にとって、新しい兄弟姉妹の存在は、最初は戸惑う変化かもしれませんが、適切なサポートと愛情によって、やがてはその変化を喜びとすることができるでしょう。家族としての絆を深め、新しい生活を楽しむことが、この変化を乗り越えるカギです。